SAKAI UCHIHAMONO — EST. 1912

一本に、
百年

四代にわたり、堺で刃を打つ。
職人は三人。年に、およそ三百本。
それ以上は、打たない。

創業 明治四十五年 受注生産 納期 約六ヶ月

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創業からの歳月

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折り返し鍛錬

0HRC

ロックウェル硬度

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年産・三人の手で

ENKAKU — 沿革

四代、百十余年。

明治四十五年、初代が堺・桜之町に炉を築いた。以来、屋号も炉の位置も変えていない。変えたのは、鋼の見方だけ。

  1. 明治四十五年

    1912

    初代 田中宗吉

    鉄砲鍛冶の流れを汲む火造りの技を携え、桜之町に鍛冶場を構える。最初の一本は、近所の魚屋の出刃だった。

  2. 昭和二十三年

    1948

    二代 田中宗一

    戦後の資材難のなか、炉の火を絶やさなかった。以後、料理人の注文打ちに専心する。

  3. 昭和六十年

    1985

    三代 田中宗次

    伝統工芸士に認定。海外の料理人から、初めての注文が届く。言葉は通じずとも、刃は通じた。

  4. 平成二十二年

    2010

    四代 田中宗司

    襲名。量を追うことをやめ、全て受注生産に。年産をおよそ三百本に絞り、一本ごとの精度を上げた。現在は星付きの厨房にも刃が渡る。

KOUTEI — 工程

一本に、六十の手数。

包丁一本に、およそ六十の手数がかかる。そのうち、名を持つ工程は四つ。どれか一つでも狂えば、最初からやり直す。

暗い鍛冶場で、火花を散らしながら赤熱した鋼を鎚で打つ職人 火造り

ひづくり千度の鋼に、鎚を落とす。形を決めるのは図面ではなく、火色。

赤熱した刃を水に沈めた瞬間、白い蒸気が立ちのぼる焼入れの場面 焼入れ

やきいれ八百度から、一瞬で水へ。刃の性格が決まる、数秒。

回転する水砥石に刃を当て、水しぶきを上げながら研ぐ職人の手元 研ぎ

とぎ荒砥から仕上げ砥まで、八つの石を渡る。鋼が鏡になるまで。

仕上がった刃に朴の八角柄を据え付ける職人の手元 柄付け

えつけ朴の八角柄を、水牛の口金に据える。最後は、掌で確かめる。

刃文は、焼入れの署名。

土の置き方、水の温度、その日の湿度。同じ刃文は、二本とない。

黒打ちの刃の際に浮かぶ刃文を捉えた接写
白紙二号・水焼入れ

HA — 刃

硬度は、妥協しない。

鋼は白紙と青紙。焼入れは、すべて水。欠けやすさと切れ味の境目、六十一で仕上げる。

暗い石の上に置かれた柳刃包丁と、すだち、紫蘇の葉

柳刃やなぎば

刺身を引くための片刃。一方向の引きが、切り口を鏡にする。

白紙二号・霞合わせ
刃渡り
240 / 270 / 300 mm
価格
¥98,000〜税込

出刃でば

魚を卸す、厚く重い片刃。骨に当たっても、刃が負けない。

白紙二号・霞合わせ
刃渡り
165 / 180 / 210 mm
価格
¥72,000〜税込

牛刀ぎゅうとう

洋の形に、堺の鍛え。両刃。肉にも、野菜にも。

青紙二号・三枚合わせ
刃渡り
210 / 240 mm
価格
¥68,000〜税込

銘切りは無料で承ります。柄の樹種変更(黒檀・紫檀)、左利き仕様は別途お見積り。

ATSURAE — 誂え

店頭には、並ばない。

重光の包丁は、一本ずつ使い手に合わせて打つ。手の大きさ、利き手、まな板の高さまで伺ってから、火を入れる。

  1. ご相談

    用途・利き手・手の大きさを伺う。メールで、または工房で。

  2. 仕様

    形、刃渡り、鋼、柄。一枚の仕様書にまとめ、確認いただく。

  3. 鍛造

    炉の順番が来たら、火入れ。ここからは、お待ちいただくだけ。

  4. 研ぎ・柄付け

    刃を起こし、柄を据え、銘を切る。三人の目で検める。

  5. お渡し

    工房で手渡し、または配送。研ぎ直しは、生涯。

納期 約六ヶ月

炉の順番を、お待ちいただきます
誂えの相談をする

atsurae@shigemitsu-hamono.jp
三営業日以内に、四代目から返信いたします。

KOUBOU — 工房

炉には、今日も火が入る。

鉄砲鍛冶の町、堺・桜之町。百十余年、同じ場所で打ち続けている。

工房の作業台で、包丁に八角柄を据える職人の手元
屋号
堺打刃物 重光(しげみつ)
創業
明治四十五年(1912年)
所在
〒590-0944 大阪府堺市堺区桜之町西二丁2-7
職人
三名四代目 田中宗司、職人二名
見学
予約制金曜のみ・一日二組まで。火造りは午前中です。
連絡
atsurae@shigemitsu-hamono.jp

阪堺線「妙国寺前」より徒歩五分。工房に駐車場はございません。
見学のご予約も、上記の宛先にて承ります。